沖縄電力、接続の回答を保留していた設備について接続できる見込みと発表
沖縄電力株式会社は7月31日、沖縄本島における再生可能エネルギー設備の系統接続について、今後の見通しと対策を発表した。
固定価格買取制度のスタート以降、本州だけでなく沖縄本島でも太陽光発電システムの接続量が急激に増加している。沖縄本島は、系統規模が小さいことに加えて独立系統であることなどから接続量に限界が生じやすい状況となっており、平成26年4月1日以降の接続申し込みについては回答が保留されていた。
同社では、接続申し込みの状況を踏まえて安定した電力供給を行えるよう接続可能量を検討するとともに、接続量の拡大に向けて同社火力発電所の出力を抑える・同社の再エネ設備を停止する・風力発電接続可能量の残枠の活用といった対応策の検討が行われていた。その結果、本年7月までの申し込みされた、現在接続の回答を保留している出力300キロワット未満の設備については接続できる見込みがたったという。
ただし、8月以降の申し込みについては、接続可能量の上限である310メガワット程度に達する見込みとなっているため、系統に接続できない可能性も浮上している。
沖縄電力株式会社 – プレスリリース
http://www.okiden.co.jp/shared/pdf/news_release/2014/140731_01.pdf