現在、最も一般的に使用されている太陽光パネルは据え置き型と呼ばれるものです。同じ据え置き型太陽光パネルでも、メーカーによってわずかにデザインは異なってきます。
また、据え置き型以外にも建材一体型と呼ばれる太陽光パネルなどもあります。
太陽光パネルの種類
据え置き型
屋根に架台と呼ばれる部材を設置し、そこに太陽光パネルを固定する方式。一般的に太陽光パネルというとイメージされるものが据え置き型です。
据え置き型のメリットとして、新築・既築問わず導入することが可能なこと、手軽に設置できること、メンテナンスが容易なことなどが挙げられます。
真夏などに太陽光パネルが高温になる状況下でも、パネルと屋根の間に隙間があるので空気の流れによって温度上昇を抑制することができます。
ただし、どうしても屋根より少し浮いたように見えてしまうので、スタイリッシュな外観を求めるには限界があります。
建材一体型
屋根そのものが太陽光パネルになっているもので、据え置き型に比べるとやや発電効率は落ちるものの、デザイン性が非常に高いことが特徴です。
屋根に穴を開ける必要がないことや、一度の工事で施工できること、屋根全面を太陽光パネルにすることが可能なことなども大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、据え置き型太陽光パネルと比べると、どうしても施工費用が高くなり、屋根材としての扱いで課税対象となるため固定資産税が発生します。
外観を重視し、これから新築を建てる方やリフォームを計画している方にはピッタリな太陽光パネルと言えるでしょう。
デザイン性の高い太陽光パネル
- 【シャープ】ブラックソーラー
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バスバー電極をセル背面に配置することで受光部を広くする「バックコンタクト構造」を採用。
高い変換効率と洗練されたデザインの共存を実現しています。
- 【京セラ】サムライ
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同社独自の「Step Style」技術を採用することで、どんな屋根でも自然な一体感を演出。
長さの異なる3種類の太陽光パネルを組み合わせることで、屋根のスペースを無駄なく活用できます。
- 【ソーラーフロンティア】
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黒を貴重としたシックな太陽光パネルで、2007年グッドデザイン賞を受賞。
業界唯一のCIS太陽光パネルで、驚異的な実発電量から導入事例が増加しています。
- 【カネカ】VISOLA
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主要太陽光メーカーに影をひそめつつもコンスタントに良質な製品を発表しているカネカ。
ダーク系の色味を採用した建材一体型太陽電池VISOLAは、どんな屋根でもナチュラルに美しく仕立てます。
- 【カナメ】ソーラールーフ
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屋根施工のプロ、カナメが放つ建材一体型太陽光パネル。
屋根と見分けがつかないほどの高品質さから、最近では問い合わせが殺到しているという噂も。
- 屋根に直接のせるタイプと屋根一体型がある
- 太陽光パネルのメンテナンス上の利点相違を認識する
- 太陽光パネル1つでも、メーカーによってデザインは様々