保証・アフターメンテナンス
保証について
太陽電池モジュール
産業用で使用する太陽電池モジュールの保証は、一般的に出力保証25年、製品保証1年という太陽光メーカーが多いですが、中には製品保証を10年としているメーカーも存在します。
また、システム容量が50kW未満と50kW以上とで保証内容が異なるケースも見られますので、事前に確認しておく必要があります。
出力保証とは、一定期間に渡り出力性能を保証するもので、モジュール発電量が規定値より低下した際にメーカーの責任でモジュールの修理又は交換を行うものです。
また製品保証とは、設置後、正常に使用していたにもかかわらず、パネルが故障したり、製造上の不具合があったりしたときにメーカー責任で故障や破損を保証するものです。
パワーコンディショナー
産業用のパワーコンディショナの製品保証は多くの太陽光メーカーが1年で定めています。ただし、追加料金で10年保証を用意しているパワーコンディショナメーカーもあります。
保守サービス
太陽光メーカーによって明確な取り決めがあるわけではなく、販売店が独自に保守サービスを有償で用意しています。1年目は無償、2年目以降を有償にしている販売店が多く、 保守メンテナンスの内容や金額は事前に確認しておく必要があります。
保守サービスの内容(例)
- 目視点検、太陽電池その他機器の取付状態、汚れ、破損、変色等を全数確認
- 電気的点検開放電圧、絶縁抵抗、動作電流などの測定
- データ収集、パワコン単位出力監視システム、パワコン故障履歴確認記録
- 増し締め、点検各接続端子部の増し締め、機器、電線の接続状況の点検
- 設備清掃、太陽光パネル清掃、システム機器周辺清掃、草刈り
- 定期部品交換想定される修理必要部品の交換作業
- 故障対応障害発生時の出動、現場対応
自然災害補償
火災や落雷、水災などの自然災害に遭遇してソーラーシステムが正常に機能しなくなった場合、有償で補償制度を用意している太陽光メーカーもあります。
産業用太陽光発電の場合、通常は50kW未満で屋根上に設置されたシステムが対象となり、フィールド設置は対象外となることが多いです。 ただし、50kW以上システム、フィールド設置システム等でも独自に自然災害補償を設けている太陽光メーカーもあります。
盗難補償
基本的にフィールド設置の場合のみ、有償で盗難や悪戯被害にあった場合の補償を設けている太陽光メーカーもあります。