価格で選ぶ太陽光発電システム

年々、太陽光発電システムの市場価格は下がってきていますが、他の家電製品と比べると決して安い買い物ではありません。
「初期費用を出来る限り抑えて太陽光発電を始めたい」とお考えの方は多くいらっしゃいます。実際に太陽光発電システムを導入するとなると、一体どれくらいの費用が掛かるのでしょうか。

太陽光発電システム導入にかかる費用

太陽光発電システムは、太陽光パネルだけでなくパワーコンディショナや架台・接続箱といった様々な機器から構成されています。 システムの施行費用はその規模や施工性によって異なってくるため、一概にいくらとはいえません。

太陽光発電普及拡大センターが提供する住宅用太陽光補助金制度の交付決定実績データによると、 新築住宅に設置する場合のシステム費用(施工費含む)の平均は、1kWあたり38.5万円(平成25年10月~平成25年12月)となっています。

このデータに基いて4kWのシステムを導入すると、およそ154万円程度の費用が必要となります。 お住まいの地域で補助金事業が実施されているのであれば、それを活用することで大幅に安く設置することが可能でしょう。

数社に見積りを依頼する

実際に太陽光発電システムの設置を検討する際には、数社に見積り依頼をすることが基本となります。 太陽光発電システムは原価が不明瞭であるため、いくつかの見積りを見比べて、その値段が妥当かどうかをチェックすることが重要です。

番外編:ソーラーローンを活用する

いくら安価に太陽光発電システムを購入できるとなっても、 100万円前後の金額をすぐに用意することは難しい方が多いのではないでしょうか。

銀行や信用金庫などの金融機関は、太陽光発電システムを導入する方を対象に「ソーラーローン」というサービスを提供しています。 太陽光発電を普及させることを目的に、公的機関と金融機関が一体となって設けられたケースも多く、一般的なローンよりも金利面などで非常に優遇されていることが特長です。

返済年数は10年~15年間というものが一般的で、削減できた電気料金分と売電収入分を月々の返済に充てるといった事も可能です。

ソーラーローンの活用

このページのポイントは…

  • 国と都道府県と市区町村の補助金を確認する
  • 複数社へのお見積りで価格が適切なのか判断する
  • ソーラーローンの活用