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住友電工、国内で初めてPLC信号を変換する「変換アダプタ」を開発

 住友電気工業株式会社が、国内電力会社が導入を開始したスマートメーターと家庭内のHEMS機器を接続するためのPLCリピータ(変換アダプタ)を、国内で初めて開発した。

 2014年度以降、国内電力会社は電力量計をスマートメーターに置き換える計画を進めており、今後10年間ですべての電力量計がスマートメーターに置き換わる。これにより、電力会社はスマートメーターの通信機能を利用した自動検針が可能になることに加え、電力消費量をデジタルで計量する電力量計として、電力使用量の見える化や家庭内のHEMS機器との連携による省エネの実現、新たな生活情報サービスの普及などが期待されている。

 今回開発されたPLCリピータは、スマートメーターの情報を家庭側から取得するための通信経路であるBルートで使用され、家庭内にあるコンセントに挿すだけでPLC信号をイーサネットやUSBに変換、スマートメーターとHEMS機器などを接続することができようになる

 現在、同社は商用サンプルを製作中で、年度内の製品出荷を目指す考えだ。

住友電気工業株式会社 プレスリリース
http://www.sei.co.jp/news/press/14/prs087_s.html