ニュース記事一覧

ニュース一覧へ

三井化学ら7社、愛知県田原市に太陽光と風力のハイブリッド型発電所を建設

 三井化学株式会社、三井物産株式会社、株式会社シーテック、東亞合成株式会社、株式会社東芝、東レ株式会社及び三井造船株式会社の7社は9月30日、2012年11月より建設を進めていた愛知県田原市に国内最大規模の太陽光・風力のハイブリッド発電所の試運転を終え、10月1日より運転を開始すると発表した。

 本発電所は、設備容量50メガワットの太陽光発電設備と設備容量6メガワットの風力発電設備からなる国内最大規模のハイブリッド型発電所。太陽光発電と風力発電の特性を併せ持っているため、天候の影響を大きくうけることなく、安定して電力を供給することができるとしている。年間想定発電量は約67,500メガワット時になると見込まれており、これは田原市総世帯約9割にあたる19,000世帯分の年間消費電力量に相当するという。

 本発電所の特長として、4種類の太陽光パネル(単結晶シリコン1種、多結晶シリコン2種(メーカー2社)、化合物系1種)を用いて、各発電状況データの収集・分析を行うといった実証実験の場として活用することがあげられる。本事業を運営する過程で生じる様々なノウハウや課題情報を共有・解決に取組み、再生可能エネルギー推進に寄与する狙いがある。

 なお、今後は発電所近隣地域の環境学習の場としても活用される予定だ。竣工式は10月8日11時から執り行われる。

三井化学株式会社 – ニュースリリース
http://jp.mitsuichem.com/release/2014/2014_0930.htm