東北電力・四国電力も連系申込みの回答保留を決定
東北電力・四国電力の二社は9月30日、太陽光発電設備を始めとする再生可能エネルギー発電設備の連系申込みの回答を10月1日以降保留すると発表した。
多数の発電設備が系統に接続され、その設備による供給量が系統における電力需要量を上回った場合は電力の安定供給に支障が生じるとされており、沖縄電力・九州電力・北海道電力に続き二社も同様の措置を取ることになった。
東北電力では、系統内における認定済容量が既に1,000万キロワットを超えている。同社が200万キロワットまで受付可能としている風力発電を合わせると1,200万キロワットを超える規模となるが、これは当該管内における軽負荷時の昼間の需要量970万キロワットを大きく上回っており、需給バランスに支障が生じることから今回の措置に至った。低圧連系となる住宅用太陽光発電システムなどについてはこれまでどおりの受付・回答を行うが、それ以外の再エネ設備については10月1日以降回答を保留するとしている。
四国電力では、系統内における接続済み及び契約申込み済みの合計設備容量が8月末時点で約190万キロワットを超えている。同社が60万キロワットまで受付可能としている風力発電を合わせると250万キロワットを超える規模となるが、これは当該管内における軽負荷時の昼間の需要量と同等であり、需給バランスに支障が生じることから今回の措置に至った。東北電力と同様、低圧連系となる住宅用太陽光発電システムなどについてはこれまでどおりの受付・回答を行うが、それ以外の再エネ設備については10月1日以降回答を保留するとしている。なお、同社の系統から電気を供給している淡路市万部地域についても、同様の措置をとるとしている。
東北電力 – プレスリリース
http://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/1188271_1049.html
四国電力 – プレスリリース
http://www.yonden.co.jp/press/re1409/1186924_2061.html
関西電力 – お知らせ
http://www.kepco.co.jp/business/partner/takusou/06/pdf/awaji_seiyakuarea.pdf