WWF、企業の協力で太陽光発電のリポート発表
WWF(世界自然保護基金)は、最新リポート「太陽光発電アトラス:自然と調和する太陽光発電)」を発表した。このリポートは、太陽電池米大手のファーストソーラーをはじめとする企業の協力を得て作成されたもので、「すべての電力を再生可能エネルギー源から生成すると仮定し、それを太陽光発電のみで行う場合、必要とされる土地面積は一般的に考えられているよりもはるかに少ない」との調査結果を明らかにした。同リポートでは、インドネシア、マダガスカル、メキシコ、モロッコ、南アフリカ共和国、トルコ、およびインド中央部のマディヤ・プラデーシュ州の事例が紹介され、地形、人口動態、自然環境、経済状況、政治構造が異なる各地域で、いずれも太陽光発電が商用化され信頼性の高い技術として確立されていることから、十分に練られた計画に基づけば太陽光発電技術は環境保全と矛盾せず、どの国や地域においても、太陽光発電および人間と自然の空間的な共存が可能であると結論付けている。
(記事:時事ドットコム)