東芝、川崎市と共同で太陽光発電や蓄電池・水素を用いた自立型エネルギー供給システムを共同実証
株式会社東芝と川崎市は13日、再生可能エネルギーと水素を用いた自立型エネルギー供給システムの共同実証を行うことを発表した。
同システムは、太陽光発電システム・蓄電池・水素を製造する水電気分解装置・燃料電池などを組み合わせた自立型のエネルギー供給システム。インフラが寸断された状況下でも自立して電気と温水を供給できる他、トレーラーでシステム自体を被災地に運ぶことも可能となっている。
実証実験は来年4月から2020年度末にかけて、周辺地域の帰宅困難者の一時滞在施設に指定されている川崎市臨海部の公共施設「川崎市港湾振興会館(川崎マリエン)」および「東扇島中公園」(川崎マリエン)において実施される。平常時には川崎マリエンで使用する電力のピークシフトおよびピークカットに貢献し、災害時には300名の避難者に対して約一週間分の電気と温水を供給することができるという。
東芝と川崎市は2013年10月にスマートコミュニティの実現に向けた連携・協力に関する協定を締結しており、今回の実証実験では東芝が設備の設計・建設・保守を、川崎市が実証実験の環境を提供する。なお、得られた成果は川崎市と東芝で活用していくとしている。
株式会社東芝 – プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2014_11/pr_j1301.htm?from=RSS_PRESS&uid=20141113-3445#PRESS