三井住友建設、佐賀県吉野ヶ里町の自社工場敷地内にメガソーラーを建設
三井住友建設株式会社は8日、佐賀県吉野ヶ里町において「吉野ケ里三田川太陽光発電所」を建設し、5日より運転を開始したと発表した。
同発電所は、同町に同社が保有する三田川PC工場の敷地内において建設された、設備容量1メガワット、年間想定発電量は約127万キロワット時を見込むメガソーラー。自社開発発電事業としては同社初の案件となり、全体工事は関係会社であるSMCテック株式会社が、電気工事は株式会社岡田電機が担当した。
同発電所の特徴として、住友電気工業株式会社が開発したPLCストリング監視システムを導入していることがあげられる。これは、直流高圧電力ケーブルをそのまま通信媒体として利用するPLC(Power Line Communication: 電力線通信)技術を用い、ストリング単位の発電状況をリアルタイムで計測するシステムで、商用施設としては初の導入となる。新たな配線や電源が不要である他、施工性や経済性にも優れているという。
同社は、今後も再生可能エネルギー事業を推進していく他、同発電所をPLCストリング監視システムを実験・実証の場として活用し、関連技術・ノウハウの開発・取得を進めていくとしている。
三井住友建設株式会社 – ニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2014/120810067/