電力6社、系統ワーキンググループにおいて接続可能量の算定結果を報告
北海道電力、東北電力、北陸電力、四国電力、九州電力、沖縄電力の6社は16日、現行制度下における再生可能エネルギーの新規接続可能量についての算定結果を取りまとめ、国の新エネルギー小委員会に設置された系統ワーキンググループ(以下、系統WG)に報告したと発表した。
発表された内容によると、6社の新規接続可能量と現在の接続済み容量および接続申込量の合計は以下のとおり。
電力会社/新規接続可能量/連系済容量と新規申込量
北海道電力 / 117万kW / 116万kW
東北電力 / 552万kW / 583.6万kW
北陸電力 / 110万kW(連系線活用による拡大分40万kWを含む) / 63万kW(接続検討申込分を合わせると97万kW)
四国電力 / 219万kW / 記載なし
九州電力 / 817 – 819万kW(風力発電の導入量によって変動) / 1322万kW(うち接続済+承諾済の合計は815万kW)
沖縄電力 / 35.6万kW / 記載なし
以上の数値は系統WGが示した接続可能量を算定する歳の条件および議論内容を踏まえて算定されており、いずれも連系線の活用や出力抑制ルールなども織り込み済みである。この数値から、現状のままでは今後の導入量拡大は望むことは難しいと言えるだろう。今後は出力抑制ルール変更等の方策が議論が必要になるとし、各電力会社は提案を進めていくとしている。
経済産業省 – 系統ワーキンググループ
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/keitou_wg/003_haifu.html