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NTTドコモ、太陽光発電と蓄電池で基地局が利用する電力を賄う実証実験に成功

 株式会社NTTドコモは6日、国内の通信事業者として初めて、基地局が利用する電力の「ダブルパワー制御」技術の実証実験に成功したと発表した。

 ダブルパワー制御とは、太陽光発電システムからの余剰電力と夜間電力をリチウムイオン蓄電池に貯め、夕方から23時までの間、蓄電池の電力を優先して使うように制御する技術のこと。環境負荷が少ない電力の利用率を高めることで、7時から23時までの電力の利用を従来のグリーン基地局と比較して90%程度抑えることができ、基地局の運用に必要な電力の95%以上を環境負荷が少ない電力で賄うことができるという。

 今後は、フィールド試験用に設置しているグリーン基地局10局のうち、3局に本技術を順次導入し、商用設備としての品質検証や地域別の特性評価を実施したうえで、早期の商用化を目指していきたいとしている。

株式会社NTTドコモ – お知らせ
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2015/03/06_01.html