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2015年度の買取価格が決定 – 産業用は税抜27円と税抜29円、住宅用は33円と35円に

 経済産業省は19日、2015年度の再生可能エネルギー固定価格買取制度の買取価格および賦課金を決定したと発表した。

 非住宅用太陽光発電設備(設備容量10キロワット以上)による電力の買取価格は、期間によって二段階に設定されており、2015年4月1日から2015年6月30日は1キロワット時あたり29円(税抜)、2015年7月1日以降は1キロワット時あたり27円(税抜)が適用される。買取期間はいずれも20年間となる。

 住宅用太陽光発電設備(設備容量10キロワット以下)による電力の買取価格は、出力制御対応機器の設置義務がない地域では1キロワット時あたり33円、設置義務がある地域では1キロワット時あたり35円が適用される。買取期間は10年間。現在のところ、北海道電力・東北電力・北陸電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力の管内において出力制御対応機器の設置が義務付けられている。なお、設置が義務付けられていない場合には、仮に出力制御対応機器を設置したとしても33円が適用されることに注意されたい。

 その他の電源については、2,000キロワット未満の未利用木質バイオマス発電設備による電力を除き、買取価格は2014年度から据え置きとなった。

 2015年度の賦課金単価は、昨年度(0.75円)から2.1倍増となる1キロワット時あたり1.58円が採用された。これは一ヶ月の電気使用量が300キロワット時の標準的な家庭で月額474円の負担となる。2015年5月検針分の電気料金から適用される。

経済産業省 – ニュースリリース
http://www.meti.go.jp/press/2014/03/20150319002/20150319002.html