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太陽光発電 休耕田に 志摩で社団法人が説明会

 休耕田や耕作放棄地を活用した小規模太陽光発電所が、志摩市阿児町神明に設置され、25日、導入を計画している市民らへの説明会があった。伊勢志摩地方では初めてという。

 一般社団法人「グローカル研究所」(志摩市、竹内千尋代表理事)が昨年末、150平方メートルの休耕田に設置した。太陽光パネル(縦1・58メートル、横1・06メートル)48枚を2列に取り付け、毎時12キロワットの発電が可能という。発電全量を中部電力に売電している。費用は約350万円(税別)。

 竹内代表理事によると、設置以降、当初の計画通り1日当たり1500円の売り上げがあった。年間50万〜60万円が見込め、6〜7年で初期投資費用は回収できるという。

 今回の1号機は停電時には稼働できないが、今春に設置工事を始める2号機は、停電時のために自立運転機能を併設する予定。

 また、1号機では太陽光パネルの日陰でシイタケ栽培を行っており、発電と農業を同時に展開できるとしている。問い合わせはグローカル研究所(0599・43・1554)。

(記事:毎日新聞)