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大成建設、短工期・低コストを実現した杭基礎架台「T-Root®」を開発

 大成建設株式会社は27日、株式会社ラスコジャパン、ブイ・エス・エル・ジャパン株式会社と共同で、太陽光発電設備の架台基礎構築を短工期かつ低コストで実現する簡易斜杭基礎「T-Root®」を開発したと発表した。

 T-Root®は、樹木の根が地中に広がる形状をヒントに基礎構造として応用した技術で、軽量・コンパクトなダクタイル鋳鉄製台座を基礎フーチングとして使用し、4本の鋼管をハンディー型の電動ハンマーで斜めに配置する簡易斜基礎技術。鋼材には汎用性の高い鋼管を用い、コンクリート基礎よりも工数を削減できることから、短工期・低コストでの施工が可能となる。

 同社は、T-Root®の特徴として、台座と鋼管杭の一体化を図ることで外力に対して大きな抵抗力があることや軟弱地盤等への適用が可能なこと、工場生産のため安定した品質で資材提供を行えること、大掛かりな作業や大型重機を仕様しないため環境への負荷を抑えられることを挙げている。

大成建設株式会社 – プレスリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2015/1424245636098.html