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さくらインターネット、石狩市に太陽光発電所を建設 – 自社DCで活用

 さくらインターネット株式会社は10日、「さくらインターネット石狩太陽光発電所」を北海道石狩市に建設し、同日より同社石狩データセンターへの送電を開始したと発表した。

 同発電所は、設備容量200キロワットのミドルソーラー。石狩データセンターが全棟稼働した場合、発電した電力を完全自社利用できることから、建設に至ったという。石狩データセンターでは、2013年3月より高電圧直流(HVDC)給電システムが商用環境で稼働しており、発電した電気は直流のため、そのままHVDCサーバへ給電することが可能だ。

 今後は給電状況を自動で判別し、発電していれば優先して太陽光発電所から、天候などの問題で発電できないときは交流系統から、停電などの場合はバッテリーから、といった優先制御のしくみを活用して給電が行われる。また、発電量を最大限に引き上げる制御構造を備えた製品が採用されており、再生可能エネルギーをムダなく利用する工夫がとられている。

 同社は、石狩データセンター全体の最適化を図りながら、よりユーザーに魅力的なITインフラーサービスを提供していくとしている。

さくらインターネット – プレスリリース
http://www.sakura.ad.jp/press/2015/0810_photovoltaic/