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NEC、抑制量を適切に配分する出力制御技術を開発

 NECは24日、東京大学生産技術研究所荻本和彦特任教授、東京農工大学工学研究院池上貴志准教授と共同で、電力会社やエネルギー管理サービス事業者が発電事業者に適用する太陽光発電の出力制御技術を開発したと発表した。

 この技術は、発電量を高精度に予測すると共に予測値のずれ値を把握することで、各発電事業者に割り当て可能な最小限の抑制量を算出すると同時に、太陽光発電所の設置場所の気候条件と抑制履歴を考慮し、一斉に配分する制御手法を実現する。電力システムの運用シミュレーションを用いて評価したところ、従来の手法と比べて発電の抑制量を2/3に抑えられるという有効性が検証できた。

 同社は、今後もスマートグリッドに適用する新技術の開発を進め、顧客の新たな価値創造と高度な社会インフラの構築に貢献していくとしている。

NEC – プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201508/20150824_01.html