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北九州市立大が地熱発電のプロジェクトに着手

北九州市立大学国際環境工学部エネルギー循環科学科 吉塚和治教授は、企業と共同で国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する「地熱発電技術 研究開発」に応募し、採択されたと発表しました。

今回採択されたプロジェクトは地熱発電時に出る還元熱水から地熱発電プラントの抱える大きな問題の一つであるスケールの主要因となるシリカを回収し、さらにシリカ回収後の熱水からレアメタル資源であるリチウムを採取することによって、地熱発電プラント設備の操業リスクを軽減し、発電量の拡大を目指すものです。

<strong>研究開発プロジェクトについて</strong>


<strong>①名称</strong>

「還元熱水高度利用化技術(熱水中のスケール誘因物質の高機能材料化による還元井の延命・バイナリー発電の事業リスク低減)」


<strong>②研究体制・役割</strong>

地熱技術開発株式会社(代表者)
:コロイダルシリカ回収技術の開発、パイロットプラント建設、実証試験、発電事業への波及効果ならびに事業化検討

公立大学法人北九州市立大学
:リチウム回収技術の基礎研究

日揮株式会社
:実規模プラント概念設計

<strong>③研究期間・予算規模</strong>
3年間(平成27年度〜平成29年度)
約7億円(暫定)、うち北九州市立大学 約7千万円(暫定)

(ニュースリリース)
北九州市立大学
https://www.kitakyu-u.ac.jp/news/detail/2272.html