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ソーラーパネル点検装置「ソラメンテ」りそな財団優秀賞を受賞

株式会社アイテスが開発する、ソーラーパネル点検装置「ソラメンテ」が 2016年4月19日、りそな中小企業振興財団・日刊工業新聞「第28回中小企業優秀新技術・新製品賞」において優秀賞を受賞しました。

株式会社アイテスは、1993年に日本IBMの品質技術部門から分離独立して誕生した検査関連製品メーカーです。

日本IBM野洲事業所において培われた高度な技術をベースにして、電子部品の解析と分析、太陽電池検査装置の開発と販売。

「ソラメンテ」は、アイテスが強みとしている電子部品の故障解析技術をベースとして、太陽電池パネルメーカーや、公的研究機関との共同研究を通じて開発されました。

同装置は「ストリングチェッカー:ソラメンテ-Z」と「ソーラーパネルチェッカー:ソラメンテ-iSの」2機種がラインアップされており、数千枚から数万枚に及ぶソーラーパネルを擁するメガソーラー発電所において、故障パネルを短時間で効率的に特定できる点検装置です。

太陽光発電所の故障パネル診断は、従来IV測定器やサーモカメラを使うことが主流でしたが、日照の変化に影響され測定結果が異なったり測定不可となるため、ソーラーパネルの故障を現場で判別することが専門家でも難しいとされていました。

「ソラメンテ」は、直列に接続されている複数枚の太陽光パネル(ストリング)の直列抵抗値(インピーダンス)で、故障パネルを短時間に特定します。
すなわち、太陽電池の物性そのものを独自技術で測定することで、日射量や周囲環境の変化に依存しない、高効率で安定した点検を実現しています。

(プレスリリース)
株式会社アイテス
http://www.solamente.biz