ニュース記事一覧

ニュース一覧へ

三協立山、高強度アルミ合金製の太陽光発電パネル用架台を発売

 三協立山は、高強度アルミニウム合金製の太陽光発電パネル用架台「サンステージ」を発売した。新開発のアルミ合金の部材を採用し、軽量化、高強度、高耐食性を実現した。小規模の太陽光発電設備からメガソーラー(大規模太陽光発電所)まで使用でき、積雪地域に対応するタイプも用意した。積雪タイプは最大150cmに耐えられる。

 再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が2012年7月に始まったことを機に、太陽光発電設備を設置する動きが活発になっていることを受けて開発。アルミ合金製の架台はスチール製と比べて大幅に軽量化できるうえ、サンステージは、従来の自社アルミ部材と比較しても30%軽くした。

 新たに開発したアルミ合金で強度が向上したことで雪の重さに耐えられる力が高まり、一般タイプで50cm、積雪タイプで150cmまでの積雪に対応。雪が多い地域でもアルミ合金製の架台の設置を可能にした。さらに、耐食性に優れる陽極酸化皮膜と呼ぶ保護皮膜の仕様によって、長期間にわたって美しい外観を維持する。

 アルミ製の架台は部材が軽いことから、設置工事の施工時間がスチール製の架台より短縮し、サンステージは約50%削減する。加えて施工を簡略化する工夫も施し、太陽電池パネルや配線を固定する金具の取り付けが容易な構造にした。三協立山は、軽さや強度、施工への配慮などサンステージの利点を訴えて展開する。

(記事:nikkei BPne)