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業者が太陽光発電事業断念 鳥取市直営に

 鳥取市青谷町山田の市有地で太陽光発電所の建設を計画していた同市内の民間業者が、配電線の空き容量不足などを理由に断念していたことが1日までに分かった。同計画は市が直営事業として引き継ぎ、今年10月の稼働を目指す。

 市が昨年11月から12月に行った公募に応じた民間事業者は当初、市有地約3ヘクタールに最大発電出力1700キロワットの太陽光発電所を計画。配電線の空き容量は600キロワットしかなかったが、増設して対応するとしていた。しかし、中国電力との協議で配電線の増設には相当期間が必要となることが判明し、計画を断念。1月30日に市に伝えた。

 市は、当初の規模を縮小。1・2ヘクタールの用地に最大発電出力600キロワットの太陽光発電パネルを設置する計画をまとめ、6月に工事に取り掛かるとした。

 同市生活環境課によると、供給可能な電力は一般住宅160世帯分で、売電収入は年間2300万円を見込んでいる。

(記事:日本海新聞)