東北電系、豪雪地帯で太陽光発電 青森・鰺ケ沢で稼働へ
東北電力子会社の東北ソーラーパワー(仙台市)は4日、青森県鰺ケ沢町に出力約420キロワットの太陽光発電所を建設すると発表した。6月に着工し10月の稼働を目指す。豪雪地帯で太陽光発電に向かないとされる地域でも採算がとれるかを検証し、今後の建設地の選定に役立てたい考えだ。
廃校した小学校のグラウンド跡に建て、雪の重みに耐えられる発電装置を使う。一般家庭120世帯の年間使用電力量に相当する年約41万キロワット時の発電を計画。電力はすべて東北電に売る。鰺ケ沢町が用地を無償提供し、東北ソーラーが建設と管理を担う。
東北ソーラーは昨年9月に東北電力とユアテックが共同出資して設立した。2020年ごろまでに出力ベースで1万キロワット以上の導入を目指している。東北ソーラーによる太陽光発電所の建設は2件目となる。
(記事:日本経済新聞)