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青森、岩手に太陽光発電 13ヵ所、計2.2万キロワット

 青森県八戸市の総合建設業「田名部組」は、同市と青森県南部町、岩手県久慈市の計13カ所に、太陽光発電施設を建設する。出力は合計2万2000キロワットとなる計画で、東北電力によると1社の事業規模としては東北最大級。5月ごろから順次着工し、年内に稼働を始める。
 建設するのは八戸市9カ所、南部町3カ所、久慈市1カ所で、原野などの遊休地を賃借・買い取りして活用する。それぞれに出力760~2000キロワットの太陽光パネルを設置する。
 発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、全量を東北電力に売電する。総事業費は約60億円となる見通し。
 田名部組の田名部智之社長は「工事も土地探しもできる地場の建設会社としてのノウハウを活用する。買い取り価格の今後の行方によるが、見合う土地があれば事業を拡大したい」と話している。

(記事:河北新報)