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太陽光パネルのヨカソル破産へ

 民事再生手続きを進めていた太陽光発電パネルメーカー「YOCASOL」(ヨカソル、福岡県大牟田市)が、東京地裁から再生手続きの廃止決定を受けたことが分かった。今後、破産手続きに移行する見通し。

 同社や帝国データバンク久留米支店によると、決定は4日付。昨年11月に同地裁へ民事再生法の適用を申請し、再建を模索したが、支援企業の選定が難航して再生計画策定のめどが立たず、事業継続を断念した。従業員数は約80人、負債は約24億6000万円。

 ヨカソルは大手太陽電池メーカーの福岡工場の閉鎖に伴い、従業員が事業買収(EBO)で存続させる形で2007年に設立。欧州向けの輸出を軸に事業展開し、ピークの09年3月期には売上高約79億円を計上したが、欧州危機や円高などの影響で業績が低迷した。

(記事:読売新聞)