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小中10校の屋根貸与 太陽光発電普及策

 太陽光発電の普及促進策として、佐賀市は市内の小中10校の屋根を発電事業者に有償で貸し出す。年間賃料は1平方メートル当たり100円以上で、12日から募集を始める。
 対象の学校は循誘、神野、兵庫、高木瀬、鍋島、金立、西川副の7小学校と成章、金泉、諸富の3中学校。屋根面積や建築年の新しさ、日照条件の良さなどで選んだ。
 10施設の屋根の総面積は1万3350平方メートル。このうちパネル設置可能面積は7割程度の9300平方メートルで、全てにパネルを設置した場合、160世帯相当分の発電を見込む。発電した電気は全て事業者が売電する。
 応募要件は、国内の法人格を有する団体、または複数の団体で構成する連合体▽工事発注は市内の事業者に努める▽維持管理業務の委託は市内の事業者に努める-など8項目。18~21日には各校で現地説明会を開く。
 同様の事業は県が昨年11月に開始。10施設を対象にしているが、決定した発電事業者は2カ所にとどまっている。

(記事:佐賀新聞)