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鳥取市が太陽光発電事業を直営に

 鳥取市は太陽光発電事業に乗り出す。市は昨年、市有地で同発電事業を手掛ける事業者を募り、いったんは市内の企業に決定。ところが、配電線の空き容量不足などを理由に企業が計画を断念したことから、市が直営事業として引き継ぐ。6月に着工し、10月の稼働を目指す。

 約1.2ヘクタールの市有地に出力600キロワットの発電所を建設する。公募に応じた企業は当初、約3ヘクタールの市有地に出力1700キロワットのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を計画。しかし、中国電力に送電する配電線の空き容量が計画発電量の約3分の1しかないため採算がとれないと判断し、計画を断念した。

 市は直営で運営すれば一定の収入が確保できるとみて、発電規模を縮小して事業化することを決めた。発電した電力は中国電に売電し、年間約2000万円の収入を見込んでいる。

(記事:日本経済新聞)