太陽光発電 鳥取市の市有地1.2ヘクタール、県内3番目
鳥取市は今年10月の運用を目指し、太陽光発電事業に乗り出す。同市青谷町山田の市有地、イカリ原牧場の一部約1・2ヘクタールに太陽光パネルを設置。予定通り進めば、自治体直営の太陽光発電は県内3番目の稼働となる。
同市は昨年、この牧場で発電する業者を募り、事業主は市内の企業に一度は決定。しかし、中国電力に送電する配電線の容量が計画の約3分の1と判明したため、企業は撤退していた。
その後、同市は直営で操業すれば、一定の収入が確保できると判断。当初の設置面積を縮小し、最大出力は600キロワットで事業化することを決めた。中国電に1キロワット当たり42円で売電する。6月から工事に入り、10月に発電を開始する。
現在、県内では、日南町が昨年12月から最大出力340キロワットで発電しているほか、南部町が最大出力1500キロワットのメガソーラーを計画している。同市生活環境課は「電力の地産地消を推進するため、市有地を有効活用し発電に積極的に取り組みたい」と話している。
(記事:毎日新聞)