西武HDが太陽光発電に参入 埼玉県日高市と宮崎県日南市
西武ホールディングスは14日、太陽光発電事業に参入すると発表した。まず埼玉県日高市にある西武鉄道の車両基地など2カ所に、計2400キロワットの出力の発電設備を設ける。グループ企業を通じて2015年度までに、全国で10カ所程度の太陽光発電設備を設ける方針。グループの保有資産を有効活用して収益基盤を強化する。
西武鉄道が武蔵丘車両検修場(埼玉県日高市)の屋根に、出力約1200キロワットの発電設備を設置する。一般家庭約360世帯分の使用電力に相当するという。設備投資額は約3億3000万円。4月に着工し、14年1月をメドに発電を始める予定。年間およそ5000万円の収入を見込む。
武蔵丘車両検修場は同社最大の鉄道車両検査・修繕施設。屋根一面に、約4900枚の太陽光パネルを敷き詰める予定だ。
一方、宮崎県日南市では、グループのプリンスホテルが遊休地を活用して、出力約1200キロワットの発電設備を設ける。4月に着工し、10月に発電を始める計画だ。年間およそ5900万円の収入を見込む。
(記事:日本経済新聞)