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コンビニ 省エネの動き広がる

電気料金の値上げの動きが相次ぐなか、24時間営業が多いコンビニエンスストアでは、節電対策を強化しようと、太陽光発電などで電力の使用量を大幅に抑えた、省エネ型の新たな店舗を開発する動きが活発になっています。

このうち、ファミリーマートが千葉県船橋市に設けた店舗では、屋上に太陽光パネルを設置して営業に必要な電力の一部を賄うほか、天井の照明を、天候や季節に合わせて明るさを調整できるLEDにしました。
さらに、夏は冷たく冬は温かい地中の熱を活用した最新式の空調システムを、コンビニでは初めて導入し、従来の店と比べて電力の使用量をおよそ30%減らすことができるとしています。
ファミリーマート建設企画部の中嶋一志さんは、「コストに見合った節電効果があるか検証したうえで、全国のほかの店にも展開していきたい」と話しています。
このほか、ローソンも、太陽光発電を設置したり、自然の光を多く取り入れるために窓を増やしたりするなどして、電力の使用量を30%減らせるという店をオープンさせています。
電気料金の値上げの動きが相次ぐなか、24時間営業が多いコンビニ業界では、電力の使用をいかに抑えるかが課題になっているため、省エネ型の新たな店舗を開発する動きは一段と広がりそうです。

(NHKニュース)