ソニー生命保険、契約者の協力で集まった寄付で保育所に太陽光発電設備を寄贈
ソニーグループのソニー生命保険は、保険契約者の協力で集まった寄付金を基に、香川県の保育所に太陽光発電設備1基を1月に寄贈した。グリーン電力の普及を手掛ける環境NPO「そらべあ基金」の活動「そらべあスマイルプロジェクト」を通じて贈った。2012年2月の石川県の幼稚園に続いて2基目となる。
今回贈ったのは高松市の中野保育所で、設備は、ホンダ系のホンダソルテック製の太陽電池パネルとパワーコンディショナー(電力変換器)、カラー表示器で構成する。容量は、1枚130Wの太陽光パネルが24枚で計3120W(3.12kW)となり、年間で3000kWh程度の発電電力量が見込まれる。電気は保育所内で使う。
ソニー生命保険は、2010年3月以降の契約で「契約のしおり・約款」のCD-ROM版を交付。冊子版とCD-ROM版から契約者が選択できるようにした。CD-ROM版は使用する紙の量が削減でき、CD-ROM版を希望した契約者1人当たり10円を寄付金として同社が累積し、そらべあ基金に寄付する取り組みを展開している。
この寄付金が一定額に達すると、太陽光発電設備を寄贈する仕組みとなり、1年前の小松市の聖愛幼稚園に続き、高松市の中野保育所に2基目を贈った。そらべあスマイルプロジェクトは、企業や個人の寄付で全国の幼稚園・保育所に太陽光発電設備を贈る活動。ソニー生命保険は今後も寄付を継続していく。
(日経BP環境経営フォーラム)