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パナソニック、住宅用の鋼管引き込みポールで太陽光発電システム向けのタイプを発売

 パナソニックは、電柱から住宅へ引き込む電力線や電話線を庭先で受ける住宅用の鋼管引き込み小柱(ポール)「スッキリポールスマートタイプ」シリーズで、太陽光発電システム向けに2台の電力計を収納できる太陽光発電対応タイプを2月21日発売した。太陽光発電システムで必要な需要電力量計測用と余剰電力量計測用を収めることができる。

 スッキリポールスマートタイプはデザイン性を追求した鋼管製のポール。電力線や電話線の配線はポールの中を通って地中に埋設し、住宅内に送る仕組みとなる。2009年9月に販売を始めた従来のタイプは、2台の電力量計を取り付けるスペースがなかった。太陽光発電システムを導入する住宅が増えていることから、新たに対応したタイプを投入する。

 太陽光発電対応タイプは、新開発した幅50cmの電力量計収納ボックスを装備する。従来のボックスの幅は30cmのため、電力量計は1台しか入らなかった。新しい収納ボックスは、太陽光発電システム用の需要電力量計と余剰電力量計に加え、ブレーカーや電話の保安器などを収めることもできる。収納ボックスは、ポールの途中の部分に位置する。

 ボックスは、デザイン性の高い住宅との調和を考慮してホワイトシルバー色に仕上げ、丸みを取ったシャープな形状にした。材質は亜鉛メッキ鋼板。ポール本体は、腐食に強い溶融亜鉛アルミニウム系合金メッキを採用している。太陽光発電対応タイプは27品番あり、用途に合わせて選択できる。価格は25万110円。2013年度に年間200本の販売を目指す。

(nikkei BPnet)