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有機薄膜太陽電池を半日で性能評価 コニカミノルタ系など

 コニカミノルタオプティクスは、東京大学、神奈川科学技術アカデミーと共同で有機系太陽電池の性能を測定する装置を開発した。電池がどの波長の光を吸収して発電するかを見分ける技術を応用し、測定に使う「基準セル」を仮想的に作る。有機系太陽電池の種類ごとに必要だった基準セルを使わずに発電能力を正確に測れる。

 数値計算に基づいて調整するだけで、有機系太陽電池の性能を半日程度で評価できる。同一条件で評価するには基準セルを作らなければならず、この作業に3~9カ月かかっていた。費用も200万~300万円で、電池開発の足かせとなってきた。

 有機系太陽電池は低照度でも発電できる。現在普及しているシリコン結晶の太陽電池と異なり、発電能力を正確に測るのが難しい。電池の評価機関ごとに測定値にばらつきがあるのが課題だった。

(日本経済新聞)