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中部電がタイで太陽光発電 海外では初、数十億円出資

 中部電力は26日、タイで海外初の太陽光発電事業に参入すると発表した。現地でメガソーラー発電所を運営する現地企業の株式49%を数十億円で取得した。発電した電力は地元の電力会社に販売する。

 浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働の見通しが立たず国内の事業環境が厳しい中、経済成長が見込まれる海外で事業を展開し収益拡大を目指す。

 水野明久社長は名古屋市の本店で記者会見し「海外エネルギー事業は(自社が)持続的に成長するために必要だ。国内の安定供給を確保した上で、着実な事業展開を図りたい」と語った。

 株式を取得した企業のメガソーラーは、タイの中部や北部にある6カ所で合計出力は約3万キロワット。2カ所はすでに運転を開始しており、建設中の残りの4カ所は2013年中の運転を目指す。

(MSN産経ニュース)