ニュース記事一覧

ニュース一覧へ

太陽光発電など 最先端技術展

 太陽光や風力など、再生可能エネルギーに関する最先端の技術を紹介した展示会が、東京で始まりました。来月1日まで、東京・江東区の東京ビッグサイトで開かれています。

展示会には、日本やヨーロッパ、それにアジアなど30の国や地域から、1800余りの企業などが出展しました。
このうち、京都のメーカーが開発した、直径が1ミリほどしかない球状の太陽電池は、窓ガラスなどに貼り付けて使用するもので、効率よく太陽光を取り込んで発電できるのが特徴です。
また、海に浮かべて使用する風力発電の装置は、海中に沈められた部分で、潮の流れによる発電も同時にできるようになっていて、1基で300世帯分の電気を賄えるということです。
開発した企業の担当者は「風力発電だけではコストが高くなるので、潮力による発電を組み合わせることで効率アップを図った」と話していました。
会場には大勢の企業の関係者などが訪れ、出展者から最先端の技術について説明を受けていました。
会場を訪れた男性は「日本が持っている技術を組み合わせれば、再生可能エネルギーの分野はまだまだ発展するのではないかと感じました」と話していました。
太陽光や風力など、水力を除いた再生可能エネルギーを利用した発電は、昨年度、電力全体の1.4%にすぎず、国の目指すレベルに比べて普及が進んでいないのが現状です。

(NHKニュース)