メガソーラーが本格稼働 JX仙台製油所、半量を売電
JX日鉱日石エネルギー仙台製油所(仙台市宮城野区)は1日、敷地内に整備した同社初の大規模太陽光発電所(メガソーラー)を2月25日に稼働させたと発表した。
名称は「JX日鉱日石エネルギー仙台太陽光発電所」で出力1000キロワット。整備場所は製油所西地区で、津波と火災のため東地区に移転したタンクローリー出荷施設跡地。敷地は約1800平方メートルで、国内と米中両国のメーカー4社の太陽光パネル計3600枚を使用した。総工費は約4億円。
発電した電力は半分程度を、固定価格買い取り制度に基づき東北電力に売る。残りを製油所内で使用する。稼働率は1日平均3時間程度となる見込み。運用しながら発電効率や耐久性を調べ、同社が他地域で建設する予定のメガソーラーのパネル調達に役立てる。同社は「環境に優しいエネルギー利用を会社として進める。大規模停電時には、地域に電力を供給し貢献できる」と説明した。
(河北新報)