KDDI 携帯基地局の太陽光発電設備公開
KDDIは1日、太陽光発電設備を新設した埼玉県春日部市の携帯電話基地局を報道陣に公開した。東日本大震災発生時に広範囲に通信障害が起きたのを教訓に、災害時でも通信を確保するため太陽光パネルの設置を急いでおり、今月末までに全国で100局に増やすという。
KDDIは環境保護の取り組みの一つとして、震災前の2009年12月から全国11カ所で試験運用を続けてきた。震災では東北地方の1933基地局が停止し、約4分の3は停電が原因だったことから、太陽光発電が災害対応にも有効と判断した。春日部市の基地局を含めこれまでに77局が本格運用を開始している。
(毎日新聞)