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URから屋根賃借し太陽光発電 三菱地所レジデンス

 マンション大手の三菱地所レジデンスは2014年に、独立行政法人の都市再生機構(UR)から住宅団地の屋根を賃借して太陽光発電を始める。固定価格での買い取り制度を利用、発電全量を電力会社に売却する。国内最大の賃貸管理戸数を抱えるURと組み、出力1千キロワット超の大規模発電所に育てる。

 第1弾は東京都町田市の住宅団地「ニュータウン小山田桜台」。集合住宅25棟の屋根8200平方メートルに3億円を投じ出力880キロワットの太陽光パネルを設置する。屋根の賃料は年350万円で、20年間の売電収入で回収する。停電などの非常時は団地内487戸の住民に電力を供給することでURと合意した。

 URは日照などの条件を満たす賃貸管理物件が全国に1500棟、屋根に換算して23万平方メートルあると試算。今後15年間で団地単位で発電事業者を公募し、順次貸し出す計画だ。三菱地所レジデンスは原則すべての入札に参加する方針だ。

(日本経済新聞)