メガソーラー発電を鉄道運行に活用へ JR東日本、千葉に設置
東日本旅客鉄道(JR東日本)は初めてのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を千葉市内の車両基地に設置する。2013年度中に稼働し、発電した電気を鉄道運行などに使用する。同社は再生可能エネルギーなど最先端の環境技術を積極活用する方針を打ち出している。太陽光発電を電車の運行に利用するのは国内の鉄道事業者では初めてとみられる。
千葉市内にある「京葉車両センター」構内の未利用地、約6600平方メートルに太陽光パネルを敷き詰める。発電した電気はJR東日本の配電線を介して鉄道の運行に活用するほか、京葉車両センター内で消費する。このメガソーラーで発電する電力量は1日平均約2700キロワット時。山手線1編成が約4周走行する際に使う電力量に相当する。
JR東日本は環境技術の導入に本腰を入れている。四ツ谷駅(東京・新宿)、平泉駅(岩手県平泉町)などは再生可能エネを中心に様々な環境保全技術を導入した「エコステーション」に切り替えた。14年春からは烏山線(栃木県)に蓄電池で駆動する新型車両を導入する予定だ。
(日本経済新聞)