日本で風力発電がブームに、太陽光に追随か-米法律事務所
3月7日(ブルームバーグ):日本では風力発電がブームとなり、昨年来の太陽光に追随するとの見方を米ホワイト&ケース 法律事務所のシニア・カウンセラー、アーサー・ミッチェル氏が示した。
ミッチェル氏は東京でブルームバーグ・ニュースのインタビューに応じ、日本が昨年7月から再生可能エネルギーの固定価格買取制度を実施したことで太陽光や風力には市場を拡大する絶好の機会を訪れているとし、「風力が次に有望だ」と述べた。
風力は発電所建設に広い敷地が必要になるため、資金調達が難しい。ミッチェル氏は建設敷地の候補として国立公園内や洋上を挙げた。
ブルームバーグ・ニューエナジー・ファイナンスによると、日本は公的支援などが21カ国中1位だが、追加発電能力では陸上風力への上位15位に入っていない。中国、米国、ドイツ、スペインが上位国だ。
ミッチェル氏は邦銀がリスクや風力や太陽光発電プロジェクトのリスクや融資の方法の理解が進めば、「巨大市場ができるだろう」と語った。
原題:Japan’s Wind Industry Headed for Boom Akin to Solar, Lawyer Says(抜粋)
(ブルームバー)