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体験学習と交流始まる 南相馬ソーラー・アグリパーク

 子どもたちの体験学習・交流事業で風評の払拭(ふっしょく)を目指す南相馬市原町区の植物工場・太陽光発電所「南相馬ソーラー・アグリパーク」で11日、地元の高平小5年生が種まきを行い、事業がスタートした。
 植物工場は直径30メートルのドーム型水耕栽培温室2棟。地元農業法人泉ニューワールド(佐藤幸信代表)が運営する。発電所は500キロワットのソーラーパネルを設置、2月末から発電を始めている。敷地は津波被災地約2・4ヘクタール。
 桜井勝延市長があいさつし、高平小の坂本響君(11)が「未来に向かう復興の種まきを楽しみにしていた」と喜びを話した。児童はリーフレタスの種をまき、太陽光発電の電気で21度に保たれたドーム温室、2016枚のパネルが並んだ太陽光発電施設を見学した。
 福島復興ソーラー・アグリ体験交流の会の半谷栄寿代表理事は「多方面の協力をいただき、鎮魂の日に復興に向かってスタートできて感激している」と話した。

(福島民報)