世界最大級の太陽熱発電所が完成 UAEのアブダビ近郊で
太陽光を集めた熱を利用する集光型太陽熱発電として世界最大級の発電所がアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビ近郊に完成し、17日、ハリファ大統領らが出席して開所式典が行われた。首長国通信が伝えた。
発電所名は「シャムス(アラビア語で太陽)1」。出力100メガワットで、約2万戸分の電力をまかなえる。二酸化炭素排出の大幅抑制につながることが期待できる。
サッカー場285面分の敷地に雨どい型の曲面鏡を多数設置。集めた太陽光で、鏡の前に設置したパイプの油を熱してタービンを回す仕組み。アブダビ首長国の代替エネルギー開発の中核企業マスダール、フランスの石油大手トタル、スペインの太陽熱発電大手アベンゴア・ソーラーの合弁事業で、総工費は約6億ドル(約570億円)。
(産経ニュース)