鳥取県日南町の太陽光発電の管理システムにWindows Azureを採用
日本マイクロソフト株式会社は18日、鳥取県日野郡日南町の太陽光発電所の発電管理システムに、「Microsoft Windows Azure」が採用され、3月より同システムが運用開始されたと発表した。
日南町営の「石見東太陽光発電所」は、同町の旧石見小学校跡地(0.6ヘクタール)に、太陽光パネル1428枚を使用して建設された、総発電量339.864kW、年間推定発電量約27万kW時の大規模太陽光発電所(メガソーラー)で、2012年12月5日に発電を開始した。
同発電所の発電管理システムには、マウンテンフィールズ株式会社がWindows Azureをプラットフォームとして開発したクラウド型の発電マネジメントサービス「AEMS-Cloud」が採用され、3月より運用を開始した。
AEMS-Cloudは、さまざまなセンサーから集められた発電量や太陽光パネルの稼働状況などの情報をクラウドサービスのWindows Azureに蓄積し、インターネットを通じて遠隔地からでも運用監視できるシステム。
拡張性の高いクラウドサービスを活用することで、急な情報量の増加や将来の発電所の規模拡大にも柔軟に対応できるほか、日南町の太陽光発電所の稼働状況をマウンテンフィールズの監視センターで遠隔監視することで、システムや太陽光パネルに障害が発生した際に迅速な復旧対応を取ることが可能となる。
(ITmedia)