ニュース記事一覧

ニュース一覧へ

京セラ、太陽光発電・蓄電が建売分譲住宅で初のスマートハウスプロジェクトに採用

 京セラは、自社製の太陽光発電システム、蓄電システムと住宅エネルギー管理システム(HEMS)が、建売分譲住宅で全国初めてとなるスマートハウス(環境配慮型住宅)プロジェクトに採用された。三井不動産レジデンシャルが東京都豊島区に開発する総戸数21戸の「ファインコート大塚」で、蓄電システムとHEMSは全戸が標準装備する。
 京セラの太陽光発電システム、蓄電システム、HEMSの品質、性能と、京セラグループで3システム全ての修理・点検などのアフターフォローを提供できることが評価された。蓄電システムは7.2kWhの大容量のリチウムイオン蓄電池を搭載。リビングの照明、冷蔵庫、テレビ、携帯電話の充電など合計430Wの電気製品を約12時間連続使用できる。
 採用されたHEMS「ハウスマイルナビィ」は、家庭内の消費電力量や蓄電池の充放電状況などがパソコン、テレビ、スマートフォン(高機能携帯電話)などで「見える化」でき、省エネ行動につなげることができる。太陽光発電システムの「SAMURAI(サムライ)」シリーズは、サイズの異なる3種類のモジュールを組み合わせ、スペースを有効活用できる。
 ファインコート大塚は、蓄電システムとHEMSに加え、家庭用燃料電池システム「エネファーム」を備え、全ての照明機器にLED(発光ダイオード)を導入。太陽光発電システムは、電気自動車(EV)の駆動用バッテリーから電力を取り出す設備とともにモデル棟が標準採用し、一般棟ではオプションとなる。7月下旬の完成・販売開始を予定している。

(EICネット)