香取市がメガソーラー建設、年間620世帯分…千葉
千葉県香取市は22日、野球場などに利用されている与田浦運動公園(同市津宮)の未利用地に、大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設すると発表した。県産業振興課によると、県内の自治体が太陽光発電事業者になるのは初めて。
発表によると、市有地である同公園約12ヘクタールのうち、遊休地約3・5ヘクタールに、太陽光パネル(縦1メートル50、横80センチ)を1万920枚設置する。今年秋頃に着工し、来年2月から発電を開始する。
最大出力規模は約1750キロ・ワットで、年間発電量は一般家庭約620世帯分に相当する約225万キロ・ワット時。発電した電気は東京電力に1キロ・ワット時あたり42円で販売し、年間約9000万円の売り上げを見込んでいる。建設費や運転維持費は、20年間で約9億9000万円かかるが、その分を差し引いても年間約4000万円の利益が見込めるという。
市商工観光課は「発電事業の収益金は、住宅用太陽光発電システム設置の助成や、地域振興に生かしていきたい」としている。
(読売新聞)