和歌山に3万kw太陽光 関電など建設へ
関西電力は22日、東燃ゼネラル石油、関電子会社の関電エネルギーソリューション(大阪市、田中宏毅社長)と共同で、和歌山県有田市に出力約3万キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設すると発表した。2013年度中の着工、14年度中の営業運転開始を目指す。関電のメガソーラーとしては営業運転中の「堺太陽光発電所」(堺市、1万キロワット)をしのぎ最大規模の出力となる。関電では太陽光や風力、小水力発電などに力を入れており、当面は再生可能エネルギーの発電容量を10万キロワット程度まで引き上げる方針だ。
関電と東燃ゼネラルとの間で同日、建設計画を共同で進めることに合意した。建設地は東燃ゼネラルが有田市に保有する遊休地約45ヘクタール。関電エネルギーソリューションが建設・運営を行い、東燃ゼネラルが用地提供と設備の日常点検など発電所管理を担う。今後、詳細設計などを進めていく。年間発電電力量は一般家庭約9千世帯の年間電力使用量に相当する約3100万キロワット時。
(電気新聞)