パネル2千枚の太陽光発電所建設へ 佐賀の小学校跡地
伊万里市波多津町の旧波多津東小跡地に九電工(福岡市)が「波多津太陽光発電所」を建設することになり、市と協定を結んだ。伊万里市が貸した土地に太陽光発電所ができるのは初めてで、9月から発電を始める予定だ。
九電工は跡地約7600平方メートルにソーラーパネル約2千枚を設置。出力約484キロワットで、年間発電量は一般家庭約150世帯分相当という。事業費は1億5千万円。電気は九州電力に売り、年2千万円程度の収入を見込む。
波多津東小は1998年に近くに新築・移転し、旧校舎は解体されていた。市は年120万円で20年間、九電工に貸す。協定を結んだ同社佐賀支店の山本泰弘支店長は「光がよく当たり、平地なので事業に最適な場所。見学スペースも設けるので、大勢の子どもたちに見にきてほしい」と話した。
(朝日新聞)