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東芝、売電事業に参入 まず横浜に太陽光発電設備

 東芝は28日、太陽光発電による売電事業に参入すると発表した。グループ会社を含めた国内工場の敷地に発電設備を設置し、2013年度に合計出力6500キロワットの発電能力を確保する。政府の再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を使って4月から電力会社向けに売電を始める。14年度に数億円の売り上げを見込む。

 第1弾として横浜事業所(横浜市)に出力1500キロワットの太陽光発電設備を設置、4月から稼働する。今年度中に静岡県と兵庫県の3工場にも順次設置し、出力を6500キロワットまで高める。14年度以降は、東京都府中市の工場や、川崎市の環境関連事業の営業・企画の新拠点にも追加する。

 売電による収益と太陽光発電設備の運営ノウハウを自社の電力インフラシステムの開発に生かす狙いがある。今回の事業参入にかかる投資額は、13年度に20億~30億円とみられる。

(日本経済新聞)