苦節8年、昭和シェルの太陽電池が初の黒字
これまで昭和シェル石油の業績の足を引っ張ってきた太陽電池部門が、今年1~3月期に初めて黒字化(減価償却後ベース)したもようだ。
昭和シェルは100%子会社のソーラーフロンティア(2005年設立)を通じてCIS薄膜太陽電池事業を行っており、昨年までは海外での価格競争激化や国内市場の拡大の遅れ、重い設備投資負担などから赤字が続いていた。会社側はこれまで今年7~9月期からの黒字化を計画していたが、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)効果を受けた、想定以上の出荷増によって黒字化計画を前倒しで達成した。
(東洋経済ONLINE)