自社遊休地にメガソーラー 土浦油槽所跡地で事業
石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギー(東京都)は、かすみがうら市にある閉鎖した土浦油槽所跡地にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を整備し、十月にも発電、売電を開始することを明らかにした。
同社のメガソーラーは今年二月に開設した仙台製油所(宮城県)、三月の下松事業所(山口県)に続いて全国三カ所目。国の再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を受け、遊休地を活用して太陽光発電事業に本格的に乗り出すという。
約三・六万平方メートルの敷地に太陽光パネル約八千枚を設置する。これまでで最大の二千キロワットを発電する。着工は五月。土浦油槽所はガソリンなどの石油製品を一時、貯蔵していたが物流の効率化で一九九八年に閉鎖した。
事業にはメガソーラーの建設から運営、メンテナンスまでのノウハウを得る目的もあるという。同社広報部の担当者は「今後も自社遊休地を活用し、事業を積極的に展開していく」と話している。
(東京新聞)