ソーラー発電能力ひと目で 来年度、都がネット検索台帳作成へ
東京都は6日、太陽光発電の普及に向け、都内の建物所有者が自宅の屋根にパネルを設置した場合にどれだけ発電できるかをインターネットで調べられる「ソーラー屋根台帳」を全国で初めて作成すると決めた。システム開発費として5000万円を来年度予算に計上し、来年度中の公開を目指す。
都によると、同様のシステムは太陽光発電が盛んな欧州で広がり、ドイツで75自治体、スイスで7自治体が導入しているという。
システムは航空写真を解析して都内全域(島しょ部を除く)の建物の屋根の面積や傾斜角度などを調査し、パネルを設置した場合の発電能力を算出。ネット上の地図で目的の建物を選ぶと、データが表示される仕組みだ。
都は「専門業者に頼まなくてもすぐに発電能力や経済的メリットを調べられ、太陽光発電の導入促進につながる」としている。
(記事:毎日新聞)